千葉県某河川でカズサヨシノボリ
前編からの続きです。
河口での採集を終えたあと、川鮴さんがカズサヨシノボリのポイントまでご案内してくださいました。
場所はこんな感じのところ。
何の変哲もない小川です。この場所は泥底でした。これよりちょっと上流に行ったところに転石がありました。
水流が強めの 場所の転石を網を構えてひっくり返していると・・・
捕れました!カズサヨシノボリです!
最初網に魚が全く入らなかったので不安になりましたが、1匹捕れると続けて何匹も網に入りました。
最終的に30分で5匹か6匹捕れたんだったと思います(うろ覚え)
はい。成果報告行きます
カズサヨシノボリ Rhinogobius sp. KZ スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科
失神してしまいそうな美しさです。雰囲気が全く違います!
全体的に体は茶色系の色で、顔は長めです。イケメンですね~結婚したい・・・笑
川鮴さんが、この場所の個体は顔に赤斑があったりする(カズサの頬には赤斑はないとされる)とおっしゃっていたので、顔を拡大してみてみると、
(画像を加工し分かりやすくしてみました)
あっ 顔に赤斑がある・・・ これだとカズサヨシノボリの定義から外れてしまうので、違う種扱いになってしまうそうです。
最近、カズサヨシノボリやオウミヨシノボリが統合されるのではないか、的なことが噂されていますね。私もよく分からないんですが、こういう風になんか色々曖昧な所があるかららしいです。
しかし今回は、下の画像のように頬に赤斑のない個体も生息していた事、場所が上総丘陵であること、赤斑のあった個体もそれ以外の特徴は定義と一致することから、カズサヨシノボリとしました。
こいつらも捕れました。
タモロコ Gnathopogon elongatus コイ目コイ科カマツカ亜科
うひゃー 移入種です。 本来は愛知県以西の本州と四国に分布する魚です。結構昔から関東などにも定着していますが・・・。この川にもいるんですね・・・。アユ放流に混じって入ってきて定着したのでしょうか?アユ稚魚に混じってカワヨシノボリが放流されてカズサヨシノボリの住処を奪う・・・なんてことが無いといいのですが・・・・
他には、ウキゴリ、スジエビ、ヌカエビ、ニホンアマガエル、ヤマアカガエル →【正】ニホンアカガエル。川鮴さんにご指摘いただきました。などが捕れました。
気が付かないうちに春がやってきていました。ちょっと前まで川辺は静まり返っていたんですが、今はカエルの大合唱のおかげでとても賑やかです。
僕も冬眠から目覚めて、どんどんフィールドへ出かけなければ!
それではまた!