千葉県の某河川の河口でアリアケモドキ、トゲアシヒライソガニモドキ採集
どーも。ギョッツ2号です。先日(4月1日)は、川鮴さんの千葉県での採集に同行させていただきました。
狙いは「チワラスボ&南方系ベントス」でした。
川鮴さんに場所を教えていただいて着いた場所はこんなところ。
何の変哲もない橋の下です。雨が降ったわけでもないのに水は濁っていて、水底は見えません。
底は軟泥で、足を入れるとズボッとくるぶしのあたりまで泥にはまります。
水はとても冷たいのですが泥を触ると少し暖かく感じました。南方系の魚はこういう温かい泥の中で冬越しするんでしょうね。
採集成果いっちゃいます
アリアケモドキ Deiratonotus cristatum 十脚目スナガニ科
川鮴さんが、泥を網で掬って洗い・・・掬って洗い・・・繰り返して計4匹捕獲されました。私は1匹も捕れてません(泣)
千葉県のレッドデータブックのAランクになっているとても珍しいカニです。採集開始20秒位で採集されていたので、衝撃で頭が混乱しました(笑)
河口のなかでも上流の方の、淡水の影響強めの場所に生息しています。調べてみたら「アシ原があるような後背湿地に生息している・・・」みたいなことが書いてあったんですが、環境があえばこんな感じの場所にもいるんですね~
トゲアシヒライソガニモドキ Parapyxidognathus deianira 十脚目モクズガニ科モクズガニ亜科
大興奮です。 先日の静岡県採集↓のときに1匹だけ捕れたレアガニがうじゃうじゃ・・
信じられないです。もともと東南アジア周辺に生息しているカニなので、数匹捕れても珍しいことだと思うのですが・・・・コンクリートの壁に付いた牡蠣殻を剥がして網の中で揺するとワラワラとこのカニが出てきます。あまりにもたくさんいたので最初は普通のケフサイソガニかと思いました。個体密度がものすごいです。
こんな感じで普通に3匹挟まってたりするんです。
ここは本当に千葉なのか、千葉ではなく東南アジアにいるのではないか、と錯覚しそうに・・・・というのはオーバーですが
あとは普通種でしたが、一応南方種?の魚も捕れました。
ヒナハゼ Redigobius bikolanus スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科
南方種と呼んでいいのだろうか・・・(困惑)
この子も割と塩分薄めな場所にいる気がします。神奈川県某所では下水処理施設の排水口の近くで密集しているのをみたことがあります。
・・・・はい。特に書くことがないです・・・笑 とても美しいですね(適当)
他には、ゴクラクハゼ、ヒメハゼ、モクズガニ、テナガエビ、チチブ、ウナギ私のミスで網から逃げてしまいました。ごめんなさいm(_ _)m が捕れました。
まだ春なのにこんなに生物相が豊かなんですね。千葉恐るべし・・・・
このポイントはお昼あたりで切り上げて、午後はカズサヨシノボリの捕れる場所へ移動しました。
続く