千葉県某河川にてトビハゼ、シマイサキ他
どーもギョッツ2号です。昨日は、千葉県のとある川の河口に、トビハゼを見に行ってました。
ポイントはこんなところでした
感潮帯上部にある干潟です。表層から数十センチだけが柔らかい泥で、それより下は泥の重みで押し固められたのかそこまで柔らかくありませんでした。そのため、足の沈み具合は少し歩きにくい程度で、埋もれた足の救出をしながら進んでゆく感じではなかったです。
テクテク干潟を歩いてゆくと、ぴょんぴょん跳ねる生き物が・・・
トビハゼです! キャーカワイイー
警戒心が強いと聞いていたので人影を見たらすぐ逃げてしまうのかと思いましたが、意外と近くで写真を撮らせてくれます。
巣の中から出てきたところをパシャリ。
澪筋(みおすじ)に飛び込んだところをパシャリ。
かなり個体数が多く、歩くたび複数の個体が遠くへ跳ねて逃げていきました。
【成果報告】
トビハゼ Periophthalmus modestus スズキ目ハゼ科オキシデルス亜科
よく見ると普通のハゼと顔がぜんぜん違います。水上では重力で頬が下がっているのかと思っていましたが、水中でも顔はこの形なのですね。
あと、水中では背鰭を立てるので写真を撮りやすいという発見をしました。
シマイサキ Rhyncopelate Oxyhynchus スズキ目シマイサキ科
水中に落ちていた牡蠣の破片を掬ったら捕れました。なんでこんな所に!?という感じです。外洋に面した河口の常連フィッシュですが、こんな感じの場所には普段はいないと思います・・・ 偶然迷い込んでしまった個体でしょうか? ハゼ釣りのおじいさんが「初めて見た魚だねぇ」と言っていました。
シラタエビ Exopalaemon Holthuis 十脚目テナガエビ科
このブログ内では2回目の登場です。前回は名前のみでした笑
透明で美しいエビですね。澪筋を網で掬ったら沢山捕れました。
特にこれといって書くこともないです笑 揚げたら美味しそうなエ(略
タイワンガザミ Portunus pelagicus 十脚目ガザミ科
初採集です。水深10cmくらいのところの石の下にいました。水温が冷たいのか、とても動きが悪かったです。手の上に乗せても全然威嚇してきませんでした笑
この他に、マサゴハゼ、マハゼ、ヤマトオサガニ、チゴガニ、アシハラガニ等も見られました。
【まとめ的なやつ】
前回来たときはポイントではなかったためか、1匹も確認することができなかったため、見られるか心配だったのですが、簡単に見つけることができました。そして思ったよりトビハゼの生息密度が高くて驚きました。
しかしこれは、この場所がトビハゼの生息域がとても狭いことを意味しています。もしこの場所が無くなってしまったり環境が大きく変わってしまったら、トビハゼは大打撃を受けるわけです。いつまでもこの環境が残ってくれることを祈ります。
それではまた!