関東の魚を追って 

関東地方の淡水魚の採集記

栃木県の水路でアカヒレタビラ、ヨシノボリの仲間、ヤマメ、ヒガシシマドジョウなど採集

どーも。ギョッツ2号です。お久しぶりです

先日(4月6日)は、ひろき氏にお誘いいただき、栃木に採集に行ってました。

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ポイントは3箇所まわりました。完全ひろき氏プロデュースですm(_ _)m

乱獲の危険など色々問題があるのでフィールト画像は載せられません・・・ごめんなさい。でもなるべく文章で伝えたいと思います。興味ない方は読み飛ばしてください。私だったら読み飛ばします(笑)


 【1箇所目】

底床:軟泥底。水量の低下により水流が弱くなって礫の上に泥が積もったようだった。所々砂利が露出。

水深:数cm~100cmくらい。浅くなったり深くなったりを繰り返していた。水深の変化が水流の緩急を生み、それが環境の起伏を生んでいたようだった。

特徴:二面(一部三面)護岸だったが、川岸にリター(落葉落枝)と軟泥が堆積し陸地を形成していた。そこにヨシ等の抽水植物が繁茂し魚が隠れていた。

 

【2箇所目】

上の画像のポイント。

底床:一面軟泥とリター。流れが早く水深が数cmの場所は礫底。岩盤が露出している場所もあった。

水深:数十cm~100cmくらい。水路がL字に曲げられた箇所があり、そこに最深部があった。

特徴:確認できなかったが恐らく二面護岸。ここも抽水植物が豊富だったが、生えていたのはヨシではなく中型のイネ科植物だった。

 

【3箇所目】

底床:礫とこぶし大の石の上に薄く軟泥が積もっていた。

水深:数十cm~100cmくらい。魚は水深40cmほどの場所に多かった

 

【4箇所目】

底床:礫底

水深:15cmほど

特徴:二面護岸。川幅は均一でどこも1m弱。コカナダモとミクリの仲間が生えていた。アブラハヤとオタマジャクシのみ採集。

【5箇所目】

低床:礫底とこぶし大の石

水深:数cm~120cm

特徴:水の流れがとても緩やかで岩の上に茶色い綿のような珪藻が生えていた。魚はほとんどいなかった。


 

採集成果いっちゃいます

 

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アカヒレタビラ Acheilognathus tabira コイ目コイ科タナゴ亜科 

絶滅危惧ⅠB類(EN)

(上がオス 下がメス)

1箇所目のポイントでメス1個体、2箇所目のポイントでオスメス1匹ずつと幼魚が2匹、3箇所目のポイントでメスが1個体採集しました。

完全な止水ではなく、緩やかな流れのある場所を好むようです。カワムツと同じようにして捕れました・タナゴ類って池とか沼みたいな止水気味の場所を好むと思っていたので驚きです。

全力の婚姻色ではないのにこの美しさ。もう食べたくなっちゃいます(やめろ)

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 ヨシノボリの仲間 Rhinogobius sp.  スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科
1箇所目と2箇所目で石をめくって採集しました。
何故「ヨシノボリの仲間」としているのかといいますと・・・現時点では分類されていなくて同定できないんです。
ヨシノボリはまだ分類が整理されきっていない複雑な種類で、現在発売されている書籍に基づく同定では色々例外が出てきてしまうんです。これがその例外です。

体色は東京のクロダハゼ、顔はどこか他のクロダハゼ、みたいな感じですね。

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 ヤマメ Oncorhynchus masou サケ目サケ科サケ亜科
このブログ初のサケ目魚類です。
2箇所目のポイントでガサガサで複数個体捕れました。まだ幼い個体です。
ドジョウやカワムツと一緒にヤマメが捕れるのはとても不思議な感覚です。ヤマメが住めるほどの低水温の水路、というのも珍しいですね。自然が残されている栃木県ならではの環境なのかもしれません。

 

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ヒガシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type C  コイ目ドジョウ科 
どの地域でも、捕れるとジワジワ嬉しい魚です。2箇所目のポイントで2個体捕れました。東京の個体より模様がクッキリしていてとてもカッコいいです(東京の個体が特殊なだけ?)

他、スナヤツメ北方種、カワムツ、ウグイ、アブラハヤ、ドジョウ、ミズカマキリ、ツチガエル、ヨコエビ類など様々な生き物が捕れました。

(国内外来種)

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【まとめ的なやつ】

今回は、アカヒレタビラの美しさ&栃木の自然の豊かさを全身で感じることができました。語彙力が無くてうまく伝えられませんが、一言で感想を述べるとしたら
「恐るべし、栃木」です。
来年、私の身の回りのことが一段落ついたらぜひまた採集しに行きたいと思いました。

そして、採集に誘っていただいた ひろき氏。今回は本当にありがとうございました。 また来年HOME PLACEにお邪魔しに行きます~笑(殴


それでは、また!

 

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