関東の魚を追って 

関東地方の淡水魚の採集記

神奈川県の川でルリヨシノボリ、シマヨシノボリ、ボウズハゼなど

どーも。ギョッツ2号です。7月21日、もーさんと神奈川県へ採集に行ってました。

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一箇所目のポイントはこのような感じでした。

小河川の下流で、海から100mほどの場所でした。水深は30cm~1mほど。水温はとても冷たかったです。

水際は、流れの早い場所はツルヨシで、緩やかな場所はミゾソバで覆われていました。

川底はほとんどが礫(れき)で覆われていて、緩やかになっている場所は一部泥や砂でした。 例えるなら、川の上流を切り取ってきて河口に強引に繋げたような感じです。

 

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成果報告いきます


 

 

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ルリヨシノボリ  Rhinogobius mizunoi スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科

人生2回目の採集です。網を下流に構え石をめくって捕獲しました。清流をアグレッシブに泳いでそうなフォルムと頬の瑠璃斑がカッコいいですね。観察ケース内でもアグレッシブに泳いでしまったのでちゃんとした写真が全然無(略)

 

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シマヨシノボリ Rhinogobius nagoyae   スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科

普通種?くんです。ルリヨシノボリと綺麗に棲み分けをしていて、ルリヨシノボリのいる瀬の下流の、流れの緩やかな泥底のところにぶわぁぁぁっと沢山いました。体も小さめですし、生息する河川と生息していない河川があるのはきっと種間競争に負けてしまうからなのでしょう。

それにしてもかわいいですね。間抜けっぽい顔が・・・(笑)

 

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ボウズハゼ Sicyopterus japonicus スズキ目ハゼ科ボウズハゼ亜科

もーさんが何個体も捕獲されていました。私は全然捕れず・・・

この写真の個体が一番ビッグサイズでした。遡上したての若い個体が多かったようで全体的に小ぶりな印象でした。

 

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観察ケースの曇りが拭いても拭いても取れず・・・こんな写真になってしまいましたスミマセン

ミウキゴリ Gymnogobius petschiliensis スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科

これまた普通種くん。

こいつらは、瀬の下流にある流れの緩やかなところの、水没したミゾソバの根本に大量にいました。超・局所集中です。こいつらもシマヨシと同じで「ルリヨシノボリに追いやられた奴ら」なのでしょうか?よく分かりません・・・

 

 

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ミミズハゼ Luciogobius guttatus  スズキ目ハゼ科ゴビオネルス亜科
海から50mほどの場所の瀬の石の下にいました。純淡水域です。

この川は海から30mくらいまでの河口が斜面になっていて水深が浅く特に急流になっているのですが、この子たちはどうやって登って来たのでしょう・・・?こんなに小さい吸盤で登ってこられるのでしょうか。とても不思議です。

 

他には、ヌマチチブ、アユ、ヒラテテナガエビを捕獲しました。

 

この場所で採集を終えたあとは、近くの川へ電車でナマズを狙いに行きました。

続く・・・

 

 

 

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