茨城県某所でチョウセンブナ
どーも。ギョッツ2号です。今回は、茨城県の某所にチョウセンブナを採集しに行ってました。
場所はこんな感じでした。
水は完全な止水でした。言うならば、超細長い水たまり といった感じです。湧き水もなかったので、恐らく本当に雨水が溜まっただけでしょう。
近くには大きな川があり、そこからかつては水路として水が引き込まれていたようです。現在ではこの一帯では水路が使われなくなり、泥が溜まって細長い水たまり状態になったのだろうと推測します。
水中には枯れ草が大量に沈んでおり、ドロドロしたコケがまとわりついていました。水草などは見られません。底は軟らかい泥で、ところどころガスが湧き出ていました。
そんな水路(水たまり)が沢山あるところを片っ端から網で掬ってゆくと・・・・
捕れました。チョウセンブナです。
水路に適当に網を入れると捕れます。
最終的に30分ほどの採集で4匹捕まえました。外来種なので全個体持ち帰りです。
成果報告
チョウセンブナ Macropodus ocellatus スズキ目ゴクラクギョ科
国外外来種です。戦後間もないころに全国的に増えて、高度経済成長期から現在にかけてほぼ絶滅状態となった珍しいタイプの外来種でもあります。
同所的に、ウシガエルのオタマジャクシ、ミナミメダカ?、ドジョウが生息していました。特にウシガエルのオタマの個体数が多く、網を1回振ると10匹近くが網にはいました。
水路をのぞき込むと明らかに強く水面からはねた魚がいたので、偶然発見できました。
何というか、違和感のある生息地でしたね。
まず、水路が新しすぎます。チョウセンブナが各地に広まったのは戦後ですが、戦後からあるにしては護岸が新しすぎるのです。おそらく最近(少なくとも10年以内に)作られたものでしょう。(もしかしたら浚渫や工事などが行われたのかも)。
また、この水路だけに魚が異様に沢山生息していました。周りはもっと魚の住みやすそうな水路は沢山あるのですが、そこにはカダヤシとウシガエルが少数いるだけです。この水路のみに、メダカ、ドジョウ、ウシガエルのオタマジャクシ、チョウセンブナ が高密度で生息していました。
これは推測ですが、もしかしたら「割と近い過去に誰かがこの水路に放流を行った」のかもしれません。誰かが何も生息していないこの水路にメダカやドジョウ、チョウセンブナを放ったのなら、納得がいく気がします。
でもまあ、考えたところでそんなことは素人の私には分からないので、止めましょう(笑)
いつか誰かが解明してくれるでしょう。たぶん
まとめ
今回は、ネット上にある、とある2つのブログから場所を割り出し、採集に行きました。この魚が外来種であるからよかったものの、貴重な在来種であったらもしかしたら私以外の人に見つかり乱獲されていたかもしれません。ブログに載せる写真の在り方を考えようと思いました。
それではまた!